こんにちはラバッジョおおさかのたっくんです！
艶出しで欠かせない道具「コンパウンド」。先輩たちから引き継いでずっと愛用していた研磨用コンパウンドメーカーが
数年前に事業をストップしてしまい、そこからというもの、今の僕は“理想の相棒探し”の真っ最中です。

メーカーが姿を消してから、いろんなブランドのコンパウンドを試してきました。粗さ、水分量、伸び方、仕上がり後の艶…。
どうしても「コレだ！」という一本に出会えない。ほんの少し粗すぎたり、水分が多すぎたり、逆に少なすぎたり。
求めているものから、どこか微妙にズレてしまう。その小さな違和感が、使い心地にマッチしない。

僕が求めているコンパウンドの条件はコレ。
・仕上げ用の極めて細かい粒子
・水分が多すぎない
・油分が残らない(キレが良い)

もともと使っていた製品は、このバランスが奇跡みたいに完璧でした。
油分のキレが良いことで、研磨中にスポンジ（バフ）が走ったコンパウンドの跡がほとんど残らない。
つまり、磨きながら“残っている傷を見られる”んです。これが地味だけどめちゃくちゃ大事。

拭き取って確認する手間が減るので作業時間が短縮でき、細かい部分まで丁寧に追い込める。
さらに粒子が細かいおかげで、仕上がりの艶が抜群に出る。自転車の肌が一段階トーンアップする感じです。

逆に、水分が多すぎるコンパウンドだと、飛び散りがひどくて作業場も自転車も真っ白になります。服まで粉まみれになってしまって、
そのまま帰るのも恥ずかしいくらい。これは正直つらい。

だからこそ、理想通りの一本に出会えるかどうかは、仕事の質にも気分にも大きく影響します。
今はご縁のある研究所に相談して、試作品づくりをお願いしています。ただ、これがまた難易度が高いらしく、なかなか苦戦している様子。
それでも、いつか「あの完璧な仕上げがもう一度できる日」を夢見て、一緒に挑戦中です。
本音を言えば、元のメーカーが復活してくれるのが一番の理想。

研磨剤は地味な存在に見えるかもしれません。でも、仕上がりの質やお客さんの「すげぇ、、！」という瞬間に直結する、
とても大切な相棒。だからこそ、妥協せずに探し続けています。
良い情報があればたっくんまで。笑